わぁいジュブナイルポルノ　マサヒトジュブナイルポルノ大好き幼なじみ学園王はＳｏｒＭ？ (美少女文庫)

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幼なじみ学園王はＳｏｒＭ？ (美少女文庫)

みかづき紅月

フランス書院

発売日：2012-04-20

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もお、私はMじゃないんだからねッ！　緊縛されてビクビク感じちゃう幼なじみ・鉄城寺姫羽は自称SＳ！　生徒兼理事長として恐れられるカノジョを素直に変えちゃう放課後調教♥　Fカップをくびり出す亀甲縛り♥　瞳を蕩けさせる首輪＆ボンデージ♥　何度もイカせて姫羽を自分だけの恋人ドレイに！

あれ？　いつの間に終わったの？

今日はみかづきさんの作品のレビューです。
いつものみかづきさんらしく、甘い青春やら苦い青春やらをいい按配に混ぜ合わせた、そんな雰囲気の作品でしたね。今回はそのトッピングとして「緊縛」がプラスされていて、タイトルにある通りに若干SMっぽいものもあったりしました。
エロスに関してましてはまぁみかづきさんなのでそんなドエロいことにもならなかったんですが、シチュ的にはまぁ可も無く不可も無くって感じでしたかね。特筆すべき内容は別になかったです。仕方ないね。

で、物語のほうが少々物足りない感が。
というのも、最後のオチが「孤高の理事王サマが軟化して、生徒たちとともに学園を改革していくようになった」で終わったので、まだまだやるべきことが残ってる内の終了でしこりが残るというべきでしょうか。
そもそも姫羽が学園を改革しようとした理由が「自身が鉄城寺の後継者としての成果を示す（意訳）」であり、そのきっかけも病気の母のためとなっていながら、そのいずれもまだまだ達成できていないのがどうしても気になってしまいました。もしかして、そもそもの風呂敷が大きすぎたんじゃないですかね？

キャラ単体でいうと、エロトラとか言われつつ音羽に一途な虎哲が結構いい奴だなぁとか、サブヒロインの奈々香が完全に脈が切れたわけではない描写が意味深だなぁとか、そんな感想。そいや名前つき男子生徒がいたような気がしますが、多分私の思い過ごしですね。きっと（オイ

ところで、サブヒロインの奈々香って苗字が「御伽」なんですよね。始めに読んで「え？　月乃御伽さん？」とか思った私は脳がイってると思いました。
~~月乃御伽さん「ぬるい。俺ならもっと……」~~

ストーリー：★★★☆☆
キャラクター：★★★☆☆+
エロス：★★★☆☆
イラスト：★★★☆☆+

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最大の失敗作

　「銀狼王女」を抜いて僕の中でのみかづき作品最大の失敗作となりました。

　エロに関して言えば緊縛に拘るあまり、縛って入れておしまい、みたいに見えたのが
良くなかった。
　あといつものみかづき作品ならラストはお尻で締めていたと思うのに「何故あそこで
お尻に行かない」と思ってしまった。
　別にお尻フェチじゃないけど。
　
　ストーリーに関して言えば理事王のサポートをするのは主人公の役割のはずである。
　みかづき作品は主従関係がセールスポイントなんだから。
　しかし主人公が理事王であるヒロインを助けるような事をしていない。
　病気の母親のことも中途半端な扱いだ。
　後継者争いの事にしてもそうだし、奈々香の事もそうだ。
　一応主人公に好意を寄せているんだから、何事も無いように過ごすラストはおかしい。
　ハーレムは「銀狼王女」で苦手なことは分かっているから、振られた彼女を慰める存在を作り
複数カップルにするのがみかづきさんのスタイルだろうに。
　
　新しい事をやろうとしたのか「あれもこれも」と入れた結果中途半端になってしまった。
　そんな感じの作品に見えました。
　続編を匂わせるような感じに見えるが出ないでしょうね。絶対。

　妹、貧乳、ハーレムとみかづきさんの苦手な物が一つも無いのに僕にとって
みかづき作品最大の失敗作です。
　やはりイラストレーターが好みからずれている時点で外せばよかったか。

　それと「我が闘争」を読むヒロインって・・・・・・。
　せめてマキャベリとか韓非子にしておいて欲しかった。
　国内だからＯＫなんだろうが欧米だったらＮＧだぞ、これ。