いもうとドラゴン!
覚悟を、決めた。
世界を滅ぼそう。
それなんてイ○ヤの空w(懐かしい……)
……な作品じゃないですよ。えぇ、残念ながら(エッ
今回の七海ユウリさんの作品は、ファンタジーが入ってます。それもドラゴン、勇者、姫、魔法! なんとお約束なファクターでしょう。モチーフにしてる作品は恐らくド○ゴンクエス○か。なぜウィ○ードリ○にしなかったしw(無茶言うな
ストーリー的には、最後のシメの予想は大体ついていましたが、そこまでどう持っていくのか結構気になっていました。その点につきましては、なかなか良かったです。
キャラ的にも、最初からダダ甘の実妹・鈴に堅物の委員長属性の幼馴染夏香・と、萌える要素は一通り揃ってる感じです。物語りが終わるまで結局仲が悪いままだったのが気がかりですが、まぁこれも予定調和でしょうかね(前作のお嬢様姉妹の序盤みたいな感じです)。
まぁ、気になる点としましては、実妹なのに特にインモラル感や葛藤がなかった点くらいでしょうか。
それ以外はそこそこキレイに纏まっているかと思います。
いやしかし……、勇者である主人公の使える魔法がアレとかコレとは……。どうせなら直でエロシーンに影響するガジェットが良かったかもしれませんw
あっ、美少女文庫公式サイトで番外編公開されてます。相変わらず鈴と夏香は仲悪いですがw
美少女文庫での紹介
エロライトノベルWikiでの紹介
妹は兄専用。
(あらゆる意味でw)
さた、そんな「妹は兄専用。」もう既にタイトルが全てを物語っている、ものすごい(意図が)分かりやすい作品です。
序盤からとにかくエロ、エロ、エロ、エロ……。つーのも主人公である義兄がオワタ性格をしておりまして、普段から義妹の深愛(みあ)に性欲丸出しで隙あらば手を出す鬼畜変態紳士なわけです。
その所業(反転)、寝ている振りをして自分を跨いでいる妹の姿を視姦し、強制クンニ→自分の友人を紹介するために四日間自分のペットになれとほざく(素面)→緊縛して愛撫→下着なしで登校・学校生活等々etc……な、キモいだろ?w
だが、この義兄で一番恐ろしいのが、「マジカルハンド」と呼ばれる代物。別に魔術的ロジックではなく、義兄のみに敏感体質な深愛が触られただけで感じてしまうためそう呼称しているモノです。
その威力たるや、触られただけで呂律が回らなくなるほどである。太ももなんて触れた日にはアクメること必至。義妹乙w
そしてなんと、(終盤ではありますが)コスプレもありますよ奥さん(エッ なぜもっと尺を割かなかったし!w
そんな作風なのも手伝い、実用性で見ればかなり使えます。
ただ、それゆえなのか癖が強いといいますか……。
まず、主人公の義兄のキャラがブレている?
序盤~中盤まではそれこそ変態鬼畜の癖に、終盤になって義妹と一線を超えてからは今更になって現実的(義理の兄弟とはいえ、マズいことをしてしまったのではないだろか? の自問とか)になったり、ストッパー解除となった深愛に押されたりする様子は、心情の変化ということでは片付けられないです。
次に、一番最初の描写がくどい?
物語は深愛が眠りから覚めるところから始まるのですが、彼女を印象付けようとしすぎてクドいほどの描写が長々と続きます。ぶっちゃけダレました。
それをするくらいなら、時系列をいじって最初からエロシーンでも入れたほうが良かったかと。
そして、エロシーンの大半は愛撫であること。
終盤になるまで本番はなく、かなり待たされることとなります。それ以降はエロエロパレードモードになりますが、中盤で尺を使いきってしまったためか、ややハイライト気味になってます。
もうちょっと配分を多くしてくれれば……と。
総評としてまして、すごいことはすごかったのですが、もうちょい丁寧さがあっても良かったかなーと思った次第です。ただエロシーン単体はえすかれってますので、物語など飾りですという諸兄にはかなりのクリーンヒットだと思われます。
そして何より、表紙がSUGOIですから! それだけで買ってしまってもいいかもしれません。
美少女文庫での紹介
エロライトノベルWikiでの紹介
専属ツンメイド 調教されてあげるんだからっ!
『おれは美少女文庫のレビューブログを見ていると思ったら、いつのまにかニ次元ドリーム文庫のレビューを見ていた』
な……何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何が起きてるのかわからなかった……。頭がどうにかなりそうだった……。
ブログ違いとか路線変更だとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。
自意識過剰なボケだとは思った。反省はめっさしている。
さた、ニ次元ドリーム文庫なわけですが、またメイドものです。
そんなんメイド好きなんか、と問われれば是と答えるマサヒトですが、今回の作品は前回読んでいたメイドもの『ご主人さまでしょ!』とは大分テイストが違います。
・調教レベルが高い
・SMがある
・ヒロインが主人公以外の男とナニをする
……三つ目気になるでしょう? これはのちほど。
大筋のストーリーとしては、突如大豪邸へ連れてこられた庶民の主人公・小次郎が専属メイド・こみなを選ばされ、大企業の次期当主を目指していくおはなしです。
その過程で主人公は物語冒頭で衝撃的な出会いを果たしたメイドを専属に選ぶわけなのですが、この娘がウホッ、いいメイド……なのです。
・主人公であるご主人様に(表面上は)傅かない
・だけど気配りは人一倍
・更に責任感が強い
・そしてマゾい←ここ重要
・なんてったって漢である←ここも重要
なんだかんだ言いつつも、この二人は協力し合うわけなのですが、その過程がなかなか良い。あとエロシーン気合入ってます。
今作の素敵アイテム
つ天狗のお面
どうやって使ったかは……推して知るべし。しかも数多のメイドが自らの疼きを治めるために使用した(と思われる)ため、色がくすんでいる代物。
しかし何ゆえ天狗w
今作のハードSM
主人公に実地で主従関係を教え込んでくれた現当主メイドへ現当主が与えた罰。
(反転)素肌に鞭を打ち付けまくり、十字架に張り付けて一晩中放置
……マヂかよっ。
今作の華麗な嘘八丁
192頁、地下調教室にて
『どんなに大声で叫んでも、外には一切音が漏れないからね。ここにはどんな酷い仕打ちをメイドにしても咎められない治外法権があるんだよ(嘘w)しかも百年以上続いた悲しいメイド達の怨念が篭もっていて、地下室に入った途端に主人はサディスティックな欲望に憑かれてしまうんだ(嘘w)はぁ、はぁ……。あ、あの涼子さんだって、二度とはここには足を踏み入れたくないって、言ったとか、言わなかったとか(大嘘w)』
この台詞聞いてこの主人公に惚れましたw
今作の主人公責め
禁自慰中にメイドたちからの誘惑と、こみなをからかったばかりに彼女から鞭打ちを喰らう。
汚いなさすがメイドきたないw
今作のダンディズムな一言
239頁、主人公の従兄弟に命じられ主人公を燭台でぶん殴ろうとする同僚メイドに立ちはだかったこみより
『うるさい、うるさい! アンタの痛みは私の痛みだ! 私はアンタの専属メイド。この体は全てアンタのためだけにあるの!』
想像を絶する感動がマサヒトを襲った瞬間だった。(感動のあまり)泣いていいですか。
※今作の心配事
・主人公は童貞じゃない疑惑(51頁、11行目)
・ヒロインが主人公以外の男とナニをするシーン(とは言っても口唇愛撫だけですが。……充分か)
さぁみんな。何はともかくツンツンでドマゾなメイドが調教されるエロ小説を読みたかったら今すぐ買うんだ。最後の心配事なんざそよ風も感じないぜ、という漢は絶対損はしないと思われ。
評価されているみたいです
9月4日、美少女文庫公式サイトの黒猫通信にて「ツンマゾ!」がこの時期にブームとなっているらしい、という記事が出ていました。
http://www.france.jp/servlet/Satellite/b/blog.html?sc=b068100740195487953279433267666788&bdate=20090903
ここで三つほど紹介記事へのリンクが貼られてまして、そのすべてを拝見させてもらいました。
ツンマゾ! ツンなお嬢様は、実はM」は素晴らしいエロラノベである(鍵っ子ブログ)
「ツンマゾ! ツンなお嬢様は,実はM」は素晴らしいラブコメである
[小説]美少女文庫えすかれ「ツンマゾ!」がものすごく面白い
……私なんぞ足元にも及ばないほどの、細かい分析と感想が書かれていました。
コレを見て私は心が折れそうになりましたよ。具体的には想像を絶する悲しみがマサヒトを襲った的な感じですw
これほどまでに綿密な記事が美少女文庫で書かれるとは、美少女文庫はすっごい愛されてるご様子です。ファンとしては嬉しい限りだす。
そーいえば、9月の新刊情報も出たみたいです。
今回の狙い目は「いもうとゴラゴン」と「妹は兄専用。」でしょうか。
……妹が好きなのかって?
大好きさっ!(←ダメ人間w)