(美少女文庫)駄メイドのご主人様になってください
メイド=絶対正義、美少女文庫の黄金率なり(挨拶)
はい、メイドバカの私が目をつけていました本作ですが、最初に言っておきます。
こ れ は よ い メ イ ド
も の。
ここ最近の河里さんは(私の中で)ヒット続きですね。良いハーレムの見本とは、こういうものなのでしょうね。いあ素晴らしい。
物語としては単純。昔からマイドマニアだった主人公・竹井裕太の許に、如月女学園のメイド倶楽部所属する幼馴染・宮永芽衣が親友・片岡真琴と顧問・原村美里先生とメイドのなんたるかを教わるために訪ねてきたのです。以上。
いあ、嘘じゃないんです。一応物語の目標としては廃部の危機にあるメイド倶楽部の再建のためとか、学園祭に向けての訓練とかあるんですが、それは冒頭でちょびっと触れられるだけで物語の大筋にほとんど関与しません。
この物語は、紆余曲折を経て裕太に惚れることとなる芽衣・真琴・美里の日常とエッチのみで構成されているので、物語はほとんどありません。
そう聞くとすっかすかの作品に思われるかもしれませんが、私は気に入りました。無理矢理言うなら、ニ次元ドリーム文庫の「メイドなお姉さんはいかがですか?」※1に近いといえばいいでしょうか(こちらのほうが物語性はあると思いますが)。
メイドなお姉さんはいかがですか? (二次元ドリーム文庫 148)※1
それじゃ、そんなヒロインたちとはどんなものか。
・宮永芽衣(みやなが めい):主人公の幼馴染。彼の許へメイドたちを連れてくることになった張本人。ドジっ娘・おっぱい担当。
・片岡真琴(かたおか まこと):芽衣の親友。芽衣に本気で愛していたが(レズ)、一番最初に裕太とエッチした娘。敏感・貧乳担当。
・原村美里(はらむら みさと):メイド倶楽部の新任顧問。メイド倶楽部に対しては大した愛情はなかったが、色々あって彼女もメイドまでになってしまう。年上担当。
私は美里先生がお気に入りですかね。年上だけど、いい感じで子どもっぽいところがあるので魅力的だったりします。最初は裕太を毛嫌いしてた真琴がエロくなっていく様とか、自慰すら怖くてできなかった芽衣が隠語遣いになっていくのも、ありきたりですがやはりよい鉄板ものです。あと皆エロいね(注:褒めてます)
そんな作品ですが、気になるとことを強いて挙げれば(無理矢理ぞうきんから水を搾り取る的な感じで)、前述した通りストーリーが乏しいこと、やっているシチュエーション自体は普通なこと、そして鉄板過ぎるところでしょうか。私は全然構わないんですが。私は全然構わないんですが(大事なことなので二度言いました)。
メイドコンボの最後にいい作品に出会えました。ありがとうメイド。キミたちのことは忘れないよ。
次のメイドもの作品が出るまでは(ヲイッところで美里先生、私の家に来るつもりはないですか?(ヲイッ
──総 評──
キャラクター:★★★★★+
ストーリー:★★★☆☆
エロス:★★★★★+
イラスト:★★★★★