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生徒会長は妄想系

 なんか表紙にさりげなーく『W新婚お嬢様!』が混じっている件についてw


 さた、世界一重い愛が詰まった「生徒会長は妄想系」ですが、正直な感想を一言で言いましょう。

 こ あ い 。
 ヒロインがこあい。ヤンデレのスレスレのギリギリまで来ています。この彼女の愛をどう受け止められるかがこの作品の全てを握ります。
 そんな重い愛の一部はこちら(反転)。
・主人公の趣味嗜好を部屋や隠し倉庫に潜入してまで調査する
・主人公の見た目をわざとダサくさせて他の女が寄り付かないようにさせる
・主人公のEMM(後述)の情報をわざと女子へリークさせ、女が寄り付かないようにさせる
・ゴミ箱を検分して先日に使ったオカズを推測する

 ……まだまだあるけどこの辺で。
 前作『トリプル押しかけ許婚』でもくらら嬢が持ち前の毒舌で主人公(と一部のファン)を毒の状態異常へせしめましたが、この舞奈生徒会長の執念深さは他のヒロインの追従を許しません。
 そして更に、タイトルにもある通り彼女は妄想……もとい、変態系であったりしまする。最初表紙を見て気づきましたが、彼女ロープで身体縛ってるやんけ!(作中でも緊縛プレイがあるます。お楽しみに!)あと隠語遣い、寝ても醒めても(主人公に対して)妄想が止まらなかったり、なんつーかもうごちそう様でした的な感じです。でも妄想の分野では斗和子姉さん(好き好き大好きお姉ちゃん)には負けますがねw

 しかし、主人公も負けていない。
 今回の主人公はツッコミの出来る「俺」一人称タイプ。舞奈の奇行に逐一つっこむも、結局はあれよあれよとくんづほぐれつなシーンへ行ってしまうわけです。
 そんな彼は「EMM」と呼ばれるものをやってるわけですが、これは「エロ・マイスター・幹夫」の略です。なんだそれ。○○ス○○ビー○○○もびっくりだぜ。歴代青橋作品主人公の中でも群を抜いた(と思う
、エロに一家言ある男だったりするわけですが、肝心なとこで躊躇したり卑屈になったりと、この辺りはいつもの青橋主人公だったりします。

 そんな色々とぶっ飛んだ二人が登場する今作ですが、実用性としては過去最大の扱いやすさだと思います。(反転)メイド・チアガール・ブルマ・ゴスロリドレスとか色々ありますし、何より舞奈生徒会長は隠語遣いなのでシーンがより過激になります。いいぞもっとヤれw


 世界一重い愛(舞奈生徒会長、談)を受け止められる自信のある諸兄、どうぞご一読を。

美少女文庫での紹介
エロライトノベルWikiでの紹介

王子が恋した女神姫

  これが、わかつきひかるの本気なのか……!?


 はい、このブログに(表面上は)ものごっつそぐわない小説を取り上げます。でもみんな、ついてきてね(ヲイッ

 さた、表紙を見ても分かる通りこれは女性向け小説となっております。美少女文庫の妹分とも言われている『ティアラ文庫』という、エロを含む女性向けを目指した文庫でして、したがってこれも一応女性向けとなっています。
 読んだ人は分かるでしょうが、普段のわかつきさんとは一線を画する作風です。舞台は架空のファンタジー世界で、魔法も出ますしドラゴンも出ます。今までわかつきさんがこのような作品を書いたことがあるでしょうか? 否、ない!(反語
 こう書いてしまうと普段のファンの方は敬遠してしまうでしょうが、それでもところどころにわかつきさんらしさが現れてます。
 強い女性像とか、ヒロインたちの口調とか、恋ドレイとか、よくわかつき作品を読んでる人ならば「あぁ、ちゃんとわかつきひかるだ」と納得できる内容になっています。まぁ子宮頸管粘液は出ませんが。
 ※ちなみに「子宮頸管粘液」、ウチのパソコンじゃ一発変換できませんでした。どーでもいいですが。


 では、具体的な内容に。
 ざっくり言ってしまえば、サブタイトルになっている通り陰謀がメインとなっています。
 王族や貴族なんかが出るファンタジーものによくある王位を巡る物語でして、それに主人公である町娘のマリエが紆余曲折を経て巻き込まれてしまうわけです。
 その過程で、マリエは色々と不幸な目に遭うんですが(ガチで不幸なんですよ、今回)、強い意志を持ってそれらを乗り越えていく様は主人公然としていて格好良さすら感じます。よくゲームとかに出てくる、男に守ってもらうか弱い女性とは違う、まさに『戦う女性』です。

 そして背景の練りこみも分厚いです。舞台となったラスパイユ王国の情景や設定はもとより、物語を動かす上で起こった戦争の動機やそうなった背景、そして伝承となった水の女神デスタロッサの力など、それらが上手に作用して物語がそつなくキレイに流れているのです。
 正直上手く説明できない自分自身が歯痒いですが、きっと既読の方でしたら物語の強い練りこみに思わず脱帽してしまったことでしょう。「これがあのわかつきひかるなのか」と思ってしまったのはきっと私だけではないはずです。


 我こそは真にわかつきひかるのファンなり! という同輩は表紙やレーベルで尻込みせず、手に取ってみてください。きっと驚かされると思います。
 あぁでも、実用目的では買わないでくださいね。これに関してだけはそれは全くないので(エロがないわけではないんですけどね……)。

お姉ちゃんがいちばんでしょ!?

 問:お姉ちゃんがいちばんでしょ!?
 答:いえす、まむっ!!


 さぁ始まりました美少女文庫200冊突破記念作品「お姉ちゃんがいちばんでしょ!?」ですが、まずはカバーを取って裏っ側を見てください。
 ナンと、リバーシブルカバー仕様になっているのです! 即ち裏にも絵がある! 恥を知らない勇者はぜひ裏をメインにしてカバーをかけ、電車で読んでみてください! 何が起こっても私は責任を取りませんからね!(ヲイッ


 まぁ、戯言はさてオキ。
 今回の作品を一言でいいましょう。


 ○○ガ○! この小説を○シ○○様に届けてくれよ!

 これは! いいものだ!!


 ……さてオキってほざきながらまだ戯言を言ってしまった罠。でも反省はしません(ヲイッ だってそれくらいいい出来映えなんだモン!

 わかつきさんの姉モノは『My姉』(2007/10)以来実に2年ぶりなわけですが、当初妹バカだった私はそこまで有頂天ではありませんでした。
 だが、半分くらい読んでいるうちに私は思ったのです。この姉は美少女文庫最強の姉になるだろうと。そう、『My妹』を読んで亜梨栖が最強の妹になるだろうと確信したときと同じ感覚です。多分この先、美緒姉さんを越える姉は生まれないでしょう。ってか、生まれるはずがない!(←言いすぎ)

 そんなフミツキマサヒト的最強の姉、美緒姉さんは21歳の美容師。主人公である義弟の雅也を亡くなった桃太郎(ハムスター)に似ているからと下着姿やバスタオル一枚で可愛がるなんたることだっ! なお姉ちゃんなのですが、当初はあくまで『可愛い男の子』でしかなかったのです。
 しかしとあるハプニングで彼が男であることを知ったらさぁ大変。2週間も顔を合わせることができないくらいに恥ずかしくなり、もう下着姿やバスタオル一枚じゃ彼の前に立てなくなってしまいました。
 そしてガチで恋する乙女と化した美緒姉さんは雅也の押しもあり、二人はイヤンでアハンでらめぇな関係となるのでした。めでたしめでたし。
 ……何が何だか分からないって? 買えば分かるよ(ヲイッ

 ネタ的には、主人公の女装・擬似百合・ちょいBL・いつもの子宮頸管粘液・SMプレイ等々てんこ盛りで、まさに200冊突破記念に相応しい内容です。しかもラストは○○ですよ奥さん(ナニッ いあーこれはお兄さん負けました。やはり恋する女性にとって○○は夢なのでしょうね。美緒姉さん、ものすごい幸せそうな顔でしたから。
 まぁ私は幸せそうな顔よりエロい顔の方が好きですが(←黙れKY)

 んでもって、まぁ美少女文庫ですんでとーぜんエロスもあるんですが、今回は攻めたねーっ(感嘆)。主人公のSっ気Lvが割と高めなので、美緒姉さんをヒィヒィ言わせるシーンが続出し、姉さんも姉さんでMっ気を開花させてそれに悶え、しかもこれも2年ぶりとなるご主人様発言が出るくらいです。来た、ご主人様来た! これで勝つるっ! ってか勝ってみせる!(何ニッ?
 私のお気に入りは99頁155頁の挿絵。これだけでご飯3杯はいけますよ。助平のみんなは分かるよね?(コラッ




 そんなわかつきさんの渾身の一冊『お姉ちゃんがいちばんでしょ!?』は絶賛発売中です。
 そして11月もわかつきさんの作品出ます。みんな、ちゃんとお小遣いとリビドーは溜めて置こうねっ。

 

美少女文庫での紹介
エロライトノベルWikiでの紹介



 くっだらねぇおまけ。ノンケは回避推奨(反転)
(キレイな女の子だ……)
 そう雅也が思っていると突然その女の子は、彼の目の前でこう言ってきたのだ……!
「(女装を)ヤラナイカ」
「ウホッ、いい女装」
「いいのかい? ホイホイ返事なんてしちゃって。僕はパンピーでも構わず参加させっちまうんだぜ?」
「いいんです。僕、BLに興味あるんで……」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」


 なんだこれ。

200冊突破だって

わかつき ひかる
フランス書院
¥ 680
(2007-03)

 祝! 『My妹』5刷!

 わかつきひかる先生おめでとうございます!

 さた、そんなおめでたいわかつき先生ですが、私はティアラ文庫の『王子が恋した女神姫』を読んでわかつき先生の本気に絶賛戦慄している最中です。(レビューは後日やります)
 そんな最中、早くも今月新刊出ます。

『お姉ちゃんがいちばんでしょ!?』
 なんとこの作品、美少女文庫200冊目になる記念すべき作品なのです。
 それを記念してか、リバーシブルカバーという豪華な仕様となってます!(こちらからそのカバーを拝むことができます)汚いなさすが美少女文庫きたない

 そしてそして更に、11月も美少女文庫で本出ます。
『ガールズレッスン(仮)』
 どう捉えてもわかつき祭りです。本当にありがとうございました。
 さぁ皆、今すぐ『お姉ちゃんがいちばんでしょ!?』の予約に行くんだ。俺もすぐ行きます。

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プロフィール

フミツキマサヒト

Author:フミツキマサヒト
オタク属性持ちの社会人。美少女文庫とは06年くらいからの付き合いで、そこからズルズルとJPへのめり込む。(義)妹とメイドとツンデレと×ェ××オが好き。
※画像はAuthorと関係ございません。

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