会長様はボクの専属メイド (二次元ドリーム文庫)
学園では凛々しく厳しい生徒会長、でも僕の家ではどんな望みも聞いてくれるメイドさん!? ギャップが激しい女のコとの秘密の生活!
メイドの歴史は繰り返されるんですね、分かります。……というわけで、神楽さんの新刊でございます。
さて、今回は幼馴染メイドと同居しながら屋敷の中や学校でエッチしちゃう、そんなお話。
元男子校であったことから男子と女子の間が不仲であるとか、学園祭で2人がベストカップルになんか選ばれちゃったエピソードなんかがありましたが、そんなのはステーキの添え物程度のレベル。とにかくセックスできればそれでえぇやん、的な感じ。ようはいつもの神楽さんでございます。
勘の良い読者なら覚えてるかもしれませんが、この作品、以前神楽さんが発表した『ボクのメイドは同級生』と似通ってる箇所が結構あります。恐らく意図的に似せたのだとは思いますが。
例えば、
・主人公が資産家の御曹司
・ヒロインが幼馴染のメイド
・学校と屋敷でヒロインの性格が違う
・主人公がヒロインを「萌える」と評する
・ヒロインの苗字がどちらも「遠藤」
最後の点に関しては、もしかして萌葱との関係性を匂わせてるんでしょうかね? ただ、舞台となる学園も違いますし、繋がりを示唆するような描写もなかったので、単なるお遊びだったと捉えておきます。
んで、本作で気に入ったのは、やはり巴萌のギャップでしょうかね。以前の萌葱よりもギャップは顕著になり、生徒会長時のクールでボーイッシュな口調から、メイドになると完全なる丁寧口調な折り目正しい性格に変わっちゃうので、これはもはや二重人格と呼んでも差し支えないレベルですよね。
そんな彼女ですが、4,5章ではエッチの状況で生徒会長モードとメイドモードがブレるシーンがあって、特に4章のトイレでのエッチで会長→メイドにキャラが変わっていくのは見てて2828してしまいました。やはりギャップがあると、こういうシチュが設定できていいですよね。萌えるよっ!(オイ
ちなみに、私はポニテでクールな生徒会長モードのほうが好きです。そういう娘をエッチに屈服させるのって燃えますよね?(オイ
とはいえ、前作と似通った部分が多かったの弊害もあって、どうしても比べてしまうところがあるのですが、ぶっちゃけ前作のほうがシチュとか挿絵的な点から好きですかね。だから近作は若干評価が下になっちゃいました。もうちょい、マニアックな衣装でのシーンがあれば良かったんですがねぇ……。あと今回、淫語が弱かった気がする。まっ、次に期待ですかね。
ストーリー:★★★☆☆+
キャラクター:★★★☆☆+
エロス:★★★★☆
イラスト:★★★☆☆
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