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(ニ次元ドリーム文庫)暴れん坊メイドは甘えん坊

斐芝嘉和
キルタイムコミュニケーション
発売日:2010-05-12



画像がないって、どういうことなの……?(挨拶)


はい、そんなこんなでメイドバカ一代のフミツキです。今回は「暴れん坊メイドは甘えん坊」をお送り致します。
メイドは無条件で高評価……。そう思っていた時期が私にもありました。
ですが、全ての作品が良かったというわけじゃないんだと、切ない現実を私はナイフの如く喉元に突きつけられたわけです。まぁ、仕方ないですが。


主人公・宝飯大雅(ほい ひろまさ)は名家の御曹司でありながら、だらしない父親に心酔するメイドたちを姿に幻滅し独り暮らしをしている大学生。そんな許に父から遣わされたメイド・長谷川朱莉 (はせがわ あかり)がやってきます。
数多くのメイドが今までも彼の許へやってきましたが、その全てを追い返していた大雅。だが彼女は自分が追い返されそうだと知るやいなや、恐ろしく暴力的な一面を覗かせそのまま彼の許に居座ることに成功します。
そんなこんなで大雅はメイドと狭い一室で同棲生活を送ることとなるんですが……。

大雑把なあらすじはこんな感じです。
タイトルにもある「暴れん坊」というのは、すぐに手が出やすい暴力的な一面を現しているわけですが、実は単に暴力的というわけではなく、感情が高ぶるとそうなってしまうというだけなんです。
てっきり猟奇的な性格かとばかり……。
しかも彼女はかつて大雅と出会っており、その時から彼を一途に思っていた純真な心の持ち主でもあるのです。「甘えん坊」というのは、そんな愛しの彼に甘えたい彼女の本心を現しているのです。
序盤のほうで彼女の心理描写が出ているんですが、朱莉が自身の手が出やすい性格を苦に思い悩んでいるシーンがあるんですが、すごくそこが可愛いんですよ。うん、えぇ娘やないけ。


だが先述した通り、この作品は激しく私の煩悩心を揺さぶることができませんでした。
読んだ直後はよく分からなかったんですが、今でもその全てが分かったわけではありません。
ただ、ある程度説明はできるくらいには纏まったようです。

多分なんですが、主人公・ヒロインともに理屈っぽくすぎたのが悪かったんでしょうか?
こうしたら嫌われるかもしれない、こんな気持ちでエッチしちゃいけない、こんな時ならどうするべき……etc。
私すっげぇひどいこと言いますけど、うだうだしてないでさっさとヤれと言いたい。またヤらなくても、その他日常イベントを展開しておくれ。
思い悩むのは悪くなんですが、彼らの場合冗長すぎたのかもしれません。まぁそれだけ彼らが真面目で不器用なんだと思いますがね。

あと、タイトルに偽りなしではあるんですが、結果として「甘えん坊」の部分がちょっと気にかかりました。
基本的に朱莉は大雅が大好きなんですが、その愛情表現は「相手に尽くす」より「相手に構われたい」という部分が大きいようです。
これは明らかに私の偏見なんですが、メイド属性とは大なり小なり「他者に尽くしてなんぼ」と思ってます。そういった意味では、彼女は私の中のメイド像と離れていたと思うのです。それが、彼女というキャラクターを心の底から好きになれなかった要因だったのかもしれません。
あっ、誤解なきよう言いますけども、嫌いではないですよ? 年下や後輩キャラならベストマッチだったでしょうね。まぁそれを「敢えて」なのがこの作品なんでしょうが。


   ──総 評──
キャラクター:★★★☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
エロス:★★★☆☆
イラスト:★★★★☆




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プロフィール

フミツキマサヒト

Author:フミツキマサヒト
オタク属性持ちの社会人。美少女文庫とは06年くらいからの付き合いで、そこからズルズルとJPへのめり込む。(義)妹とメイドとツンデレと×ェ××オが好き。
※画像はAuthorと関係ございません。

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