(美少女文庫えすかれ)妹に催眠術をかけてネッコネコにしてみた
今更6月のとか言わないでください。自覚アリアリなんでorz
今更感は漂いますが、まぁお気楽にレビュりまする。
「例のアレ」でデビューを果たしました遠野渚さんの3作目ですが、今回は義妹を催眠術にかけてしまおうというものです。
2作は無視してしまった私なんですが、今作は割りと良かったと思ってます。
ヒロイン属性は義妹となっていますが、幼馴染の関係から兄妹となったのでどちらかというと幼馴染属性が強いような気がしますかね。
義妹の瑞希はかなりいじらしい性格でして、義兄との距離が遠くなってしまうという恐れから敢えて「お兄ちゃん」と呼ばず「お前」なんて呼んでしまうんです。(催眠術で一時的に「お兄ちゃん」緒とは呼んでくれます)かわいいのぉ。あと会話の節々に「にゃあ」とか「うにゃあ」とか、人間マタタビと言われるほど(体質的に)猫を呼び寄せるとか、あぁかわいいのぉ。
主人公も意外とノリが良い男といいますか、変に鬱々うじうじしないので好感が持てます。まぁ「もう催眠術なんか使わない」とか言いつつ、なし崩し的に使うハメになってしまうのはお約束ってやつでしょうかねw
日常シーンも、お互いに昔から想い合っているシーンやら内面描写やらが多くて微笑ましいとか、色々アレなネタを仕込んでいるところに苦笑したりとか(「裸になって何が悪いっ!?」じゃねーよw)、意外にも楽しめました。
まぁエロシーンには、ショーツの汚れやら紙オムツやら(実を含む)失禁やら諸々含まれていまして、今作もキワモノ成分満載のようです。こればっかりは遠野さんの持ち味といいますか嗜好なので、今後も続くことでしょう。ちょっと……つうかかなり合わないので、この点については今後も折り合いをつけていくことになる感じですね。
さて、タイトルにもなっている「催眠術」なんですが……。うーん、ぶっちゃけあんま印象に残んねぇなぁ。なんでかと問われましたらば、多分前述したキワモノ成分多めのエロシーンや兄妹の掛け合いのほうに目が行ってしまったからかと。「催眠術? そういや使ってたね。……でっ?」みたいな心情ですかね。
……書きながらちょいと思った。恐らく直接的にエロシーンへ作用する使い方じゃなかったから、印象に残りづらかったのかもしれません(エロシーンの遠因にはなってますが)。
例えば羞恥心を一時的にゼロにするとか、隠語しか喋れなくするとか、ドマゾな性格にするとかw
……うん、改めるまでもないですが、私は糞野郎ですな。
(乙)
──総 評──
キャラクター:★★★☆☆+
ストーリー:★★★☆☆+
エロス:★★★☆☆☆+
イラスト:★★★☆☆
美少女文庫公式サイト
エロライトノベルWiki
美少女文庫レビューブログ
水響風