発情し~ずん (ぷちぱら文庫)
留学生のユリィは、おつきのメイドまでいるお嬢様。夜の公園で、そんなユリィの謎の行動を目にした才斗は、彼女の秘密を知ってしまった。耳としっぽを生やしたユリィに強引に迫られ、初体験で中出しまでしてしまった才斗。人狼族の掟で、そのまま「つがい」になったふたりは、発情期のユリィのペースに合わせて、学園内のいたるところで、子作りエッチを始めることに……。
原作はアトリアかぐやのゲームです。当時買おうかどうか迷いつつ、ちょいと値段がお高かったのでスルーした思い出があります。なので結構興味があった一冊なんですが、まぁ“それなりに良かった一冊”でしたかね。
ヒロインのユリィが発情期になった人狼という設定なだけあり、時間や場所を問わずにエロく悶えてしまってそれをつがいである主人公の才人が鎮めるという名目でセックスしまくるので、本文の大半はエロシーンだらけでお腹いっぱいです。しかし2人はお互いに相思相愛なので終始ラブラブな雰囲気で、更にユリィお付きのメイド・クーがマニアックな嗜好の持ち主なので、色々なシチュエーションが取り揃えられてなかなか良かったです。特に気に入ったのは、スク水装備でのシーン。ただ尺が短かったのが無念です……。
あとクーがキャラ的に良い味出してましたね。毒舌のキレはなかなかのものでしたが、エピローグで彼女のエロシーンが始まるとその毒舌がしどろもどろになっていき、ついには自分が単なる耳年増で主人公に惚れていたと告白。もうご馳走様でしたとか言えませんね。やっぱりメイドは最高だぜ! ……い、いやっ。もちろんユリィも良かったですよ?
残念だと思ったのが、締めがクーのエロシーンで終わったこと。普通メインヒロインが締めるもんじゃね? そうじゃなければハーレムシーンを挿入するとか。そこだけは残念でなりませんでした。
ちなみにあとがきで、作中で描写されたエロシーンで原作の全てを網羅していたとあるので、これを読んで気に入った方は原作購入も検討してみてはどうでしょうか?
私はもう楽しんでのでいいですが(オイ
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
エロス:★★★★☆
イラスト:★★★☆☆+
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