えむっ娘シスターズ (ぷちばら文庫)
周治の隣家に住む美少女姉妹――おっとりした姉、珠姫と天真爛漫な妹、志穂。二人の痴態を見てしまうというアクシデントから、はじめは変態扱いされる周治だったが、生徒会に所属するふたりを手伝ううちに距離が縮まっていく。彼女たちとエッチな関係となったとき、周治はあることを確信した。この姉妹は、露出や拘束プレイなど、恥ずかしいこと、痛いことに悦びを感じる“エム”だということを!!
読了したのは1週間前でしたが、遅ればせながらレビューをば。
とりわけヒロインのマゾ属性が強かった本作は、不可抗力で2人の美人姉妹と知り合いになった主人公が幾たびかのエッチを経てヒロインのMを引き出し、自身もSに目覚めてエッチしまくるエロス特化な物語でした。
最初にエッチしたのは姉妹の妹・志穂であり、彼女は姉・珠姫を主人公の毒牙が及ばないように身を呈するつもりだったのが、本気で惚れてしまったというお約束な展開。しかし主人公は結局珠姫とも関係を持ってしまい、しばらくの間彼は二股をしていることを隠したまま時を過ごすこととなります。
この辺りの主人公のヘタレ具合といいますか優柔不断さといいますか賢しさといいますか、ともかくこういうのはあまり好ましく思っていませんでした。これは複数ヒロインを抱える作品の主人公の宿命という奴でしょうか。
ただSM傾向が強かったエロシーンはそれなりに良かったです。珠姫と志穂ではエロス属性が微妙に異なり、姉は露出系・妹は嗜虐系という担当であり、私はそういう点から志穂派です。まぁともかく、自分を嫌っていたツンツンヒロインがエロスに蕩けていくのって、やはりそそるじゃないですか。おまけにMだし。もうご馳走としか……(おい
ちなみにお気に入りのシーンは、第4章の志穂とファミレスでヤるシーン。こういう時って、なんでかバレないんですよね……w
挿絵については、全てゲームCGの流用。流用はジャギるから好きじゃないんですが、TOMAさんの絵は好みなのであんまり文句ナシ。一枚くらい書き下ろしがあっても良かったかもと思ったりしましたが、まぁ贅沢はいいますばい。
というわけで、本作は「ほどほど」な一冊でした。当時は原作ゲーム買おうと思ってたんですが、これなら……うん、まぁ、そのですね……。もうおなかいっぱいだお(コラ
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
エロス:★★★☆☆+
イラスト:★★★★☆
ぷちぱら文庫公式サイト
美少女文庫レビューブログ
水響風