専属ツンメイド 調教されてあげるんだからっ!
『おれは美少女文庫のレビューブログを見ていると思ったら、いつのまにかニ次元ドリーム文庫のレビューを見ていた』
な……何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何が起きてるのかわからなかった……。頭がどうにかなりそうだった……。
ブログ違いとか路線変更だとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。
自意識過剰なボケだとは思った。反省はめっさしている。
さた、ニ次元ドリーム文庫なわけですが、またメイドものです。
そんなんメイド好きなんか、と問われれば是と答えるマサヒトですが、今回の作品は前回読んでいたメイドもの『ご主人さまでしょ!』とは大分テイストが違います。
・調教レベルが高い
・SMがある
・ヒロインが主人公以外の男とナニをする
……三つ目気になるでしょう? これはのちほど。
大筋のストーリーとしては、突如大豪邸へ連れてこられた庶民の主人公・小次郎が専属メイド・こみなを選ばされ、大企業の次期当主を目指していくおはなしです。
その過程で主人公は物語冒頭で衝撃的な出会いを果たしたメイドを専属に選ぶわけなのですが、この娘がウホッ、いいメイド……なのです。
・主人公であるご主人様に(表面上は)傅かない
・だけど気配りは人一倍
・更に責任感が強い
・そしてマゾい←ここ重要
・なんてったって漢である←ここも重要
なんだかんだ言いつつも、この二人は協力し合うわけなのですが、その過程がなかなか良い。あとエロシーン気合入ってます。
今作の素敵アイテム
つ天狗のお面
どうやって使ったかは……推して知るべし。しかも数多のメイドが自らの疼きを治めるために使用した(と思われる)ため、色がくすんでいる代物。
しかし何ゆえ天狗w
今作のハードSM
主人公に実地で主従関係を教え込んでくれた現当主メイドへ現当主が与えた罰。
(反転)素肌に鞭を打ち付けまくり、十字架に張り付けて一晩中放置
……マヂかよっ。
今作の華麗な嘘八丁
192頁、地下調教室にて
『どんなに大声で叫んでも、外には一切音が漏れないからね。ここにはどんな酷い仕打ちをメイドにしても咎められない治外法権があるんだよ(嘘w)しかも百年以上続いた悲しいメイド達の怨念が篭もっていて、地下室に入った途端に主人はサディスティックな欲望に憑かれてしまうんだ(嘘w)はぁ、はぁ……。あ、あの涼子さんだって、二度とはここには足を踏み入れたくないって、言ったとか、言わなかったとか(大嘘w)』
この台詞聞いてこの主人公に惚れましたw
今作の主人公責め
禁自慰中にメイドたちからの誘惑と、こみなをからかったばかりに彼女から鞭打ちを喰らう。
汚いなさすがメイドきたないw
今作のダンディズムな一言
239頁、主人公の従兄弟に命じられ主人公を燭台でぶん殴ろうとする同僚メイドに立ちはだかったこみより
『うるさい、うるさい! アンタの痛みは私の痛みだ! 私はアンタの専属メイド。この体は全てアンタのためだけにあるの!』
想像を絶する感動がマサヒトを襲った瞬間だった。(感動のあまり)泣いていいですか。
※今作の心配事
・主人公は童貞じゃない疑惑(51頁、11行目)
・ヒロインが主人公以外の男とナニをするシーン(とは言っても口唇愛撫だけですが。……充分か)
さぁみんな。何はともかくツンツンでドマゾなメイドが調教されるエロ小説を読みたかったら今すぐ買うんだ。最後の心配事なんざそよ風も感じないぜ、という漢は絶対損はしないと思われ。