僕と契約して幼なじみ生徒会長に催眠をかけよう!
「催眠術で私をドレイに!? バカ言わないで!」
胡散臭い猫?からもらった力で、幼なじみ生徒会長の風華をラブ調教!
ツンツンしてもフェラ奉仕☆ 発情させて初体験☆ 彼女だってホントはマゾマゾHを望んでる!?!
──公開☆オナニー、痴漢電車、ベビープレイ!
催眠はえすかれいっぱいな恋の奇跡!?
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催眠はえすかれいっぱいな恋の奇跡!?
意外と悪くなかったよ。
遠野さんというとおむつとかおしっことかそういう系ばかり目がいっちゃうんですが、今回はそんなにたくさんなかったような気がします。どちらかというと、タイトルにもある「催眠術を使った調教」自体に比重が寄っており、おむつとかはそのプレイの一環で出た印象です。
印象的だったのは、ヒロインの秋山風華のドエム思考でしょうか。遠野さんのヒロインは、これまたエム思考が多い感じですが、彼女は普段から主人公の和馬をドレイ呼ばわりしてハードルを上げているだけに、なおのこと強くこう感じたのかもしれません。なにせ彼女、自分を犯させることにTPOとかムードとかほざく残念生徒会長ですから。……はぁ、全くw
あと気になる要素としては、タイトルから漂う某アニメネタですが、これはあくまでとっかかりとかきっかけ程度にしか扱われず、あくまで内容はちゃんとしたオリジナル作風になってます。これは結構、意外でした。むしろしばらく読んでると「あっ、そういや某アニメネタあったんだ。すっかり忘れてたぜ」と感じるくらいです。
そしてその催眠術の能力は、キュゥ太郎から授けられた「ソウルジュエル」に願望を込めることでそれを実現できてしまうという、結構簡単な設定。某アニメのように使いまくると黒く濁りますが、だからといって破滅することはなく、むしろそれは扱える催眠術のレベルが上昇している証なのだとか。最初は風華個人を精神的に操作させるものが、終盤には学校ひとつ分の範囲程度ならそこにいる人間全ての記憶を操作可能になるまでになります。
物語は、ざっくり言っちゃえば「ツンツンしていてプライドの高いお嬢様幼馴染を素直にしちゃうおはなし」です。……うん、ホントにざっくり言っちゃったよ、コレ。
序盤~中盤までは催眠術を使って風華にエッチな目に遭わせる展開になるんですが、終盤近くなるとちょっといい話になってくるんですよね。第7章で、風華が送迎の車から逃げるために和馬と自転車で2人乗りするシーンなんて、変態的な物語の癖に(おい)妙に青春チックで2828してしまいました。ソウルジェエルを満月に投げて2人で願い事をするシーンとか、もうリア充爆発しろと何度思ったことか……w
そんなこんなで、意外にも謎の感動をさせてくれた一冊でした。
でも最後の挿絵がおむつネタだったのが、さすがの遠野さんだと感心しましたw
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
エロス:★★★☆☆+
イラスト:★★★★☆
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